遠絡療法
01痛みしびれ専門
遠絡(えんらく)療法は難治性痛み治療を専門とする治療法で、一般的な痛み治療法と一線を画すものです。
帯状疱疹後神経痛・線維筋痛症・顎関節症・アトピー性皮膚炎・手足のシビレ・坐骨神経痛・自律神経失調症など、一般的に治療が難しいとされている症状の患者様がほとんどです。
この療法はこうしたどこに行っても治らなかった難治度の高い痛みやシビレを治療するために研究開発された治療法です。
02瞬間消痛効果
遠絡療法によって治療した場合、局所性の痛みに対して2分以内に治療効果が体感できることも決して珍しくありません。
これは、西洋医学では山崩れ(痛みの患部)を治療するのに対し、この療法では山崩れによって通れなくなった道路(痛みの発生原因)を修復することを目的としていますので、道路が元のようにスムーズに通れるようになると瞬時に「本来の姿」に戻るからです。
03ライフフローを整える
(生体の流れ)
私たちの体内には血液、リンパ液、髄液など目に見えるものと気エネルギーなど目に見えないものも含めて様々なものが流れています。遠絡療法ではその生体還流を「ライフフロー」と名付け、この流れが滞ることで様々な症状が現れると考えています。
このライフフローの通り道を「ライン」と呼び、経絡と同じように全身を隈なく巡っています。
鍼灸など東洋医学との大きな違いは疾患のあるライン(本経)を施術に使わず、相応、相対するライン、表裏関係のラインを使うことです。ライン上にあるツボをポイントと呼びます。
治療部位に相応するポイントと本経を繋ぐポイントの2点を同時に押すことで痛みのある部位を触らずに施術することが出来るのです。
からだの痛み、しびれ、重さはすべてライフフローのつまりによるものです。
ただしライフフローは川の流れのようなものですから、ある所で詰まっていたり、せき止められたりすると川の下流の水の流れが悪くなります。
そんな流れが悪くなったところに痛み、しびれが現れます。ですから今痛いところを直接押しても、揉んでも水はわき出しません。 上流にさかのぼって、詰っているところを流したり、バイパスをつくったりして、流れを回復させると痛みやしびれが引いていくのが実感されると思います。
施術
あなたの症状に適した施術計画に基づき、施術を行います。
当院の治療方針として、患者様が不安に思うもの、強い痛みをこらえなければならないような治療は致しません。
当院では手技調整が中心で、はり灸などは使わず、専用の押し棒とソフトレーザーを使用します。
施術は初回時が60分ぐらい、2回目からは40~50分ぐらいが目安です。
専用の押し棒
遠絡療法の目的は生体の流れを整えることです。ラインの流れを整えるのに流れが滞った箇所に直接刺激を与えるより、その対応する別のポイントを使ってバイパスのように流れを整える方が、からだにやさしく、確実な方法だと考えています。遠絡療法では別の対応するラインの連絡するポイントを押し棒などで押したまま、対応ポイントに流れの方向を整えるように刺激の方向などを考えて力学的エネルギーを使います。
手足の刺激は、木製の専用押し棒を使います。ポイントの大きさによって太さや方向を使い分けています。
太い棒と細い棒の2本で4サイズ、深圧、瀉法、補法の3つの技法を使い分けます。
ソフトレーザー
督脈(背中側の正中線上)の施術は任脈(お腹側の正中線上)を使っていきますが、お腹側はデリケートなので強い刺激は好ましくありません。連絡するポイント(鳩尾)を押したまま、半導体レーザー治療器を使います。レーザーというとレーザーメスのようなものを想像しますが、当院の遠絡専用のレーザーは光のエネルギーの優しい刺激ですので全く痛みを感じません。お腹側の刺激で背中側の施術が目的ですから2~3ミリ程度光の刺激で十分です。
施術の流れ
来院から次回の予約までの大まかの流れをご紹介します
施術料金
施術料金
5,500円〔税込〕
私はこんなきっかけで来院しはじめました
- つらい痛みが長引いて、いくら治療しても良くならない。
- 痛み止めの副作用があって、できれば薬は飲みたくない。
- 不調があるのに、検査では異常がないといわれ困っていた。
- 怪我をした後、外傷は治癒したのに痛みが治まらない。
- 痛みの部位が時間経過とともに拡がり、ピリピリ、チクチクする。
- ビリッと電気が走るような痛み、火傷のような熱い痛みを感じる。
- 足が冷えるのは冷え性体質だからとあきらめていたが、治るのなら。
- ひざが痛い、起き上るのがつらい。年だからとあきらめていた。
- 夜中に何度も目が覚めるのは年のせいだと思っていた。
- パソコン仕事で長く座っていられない、つらい。
- 足の痛み、シビレで長く歩けない。
- 立ち仕事が段々とつらくなってきた。
- 大人になってアレルギーが再発した。
- 病院通いしても痛みしびれが治らず、これ以上は良くならないと言われた。
喜びの声
帯状疱疹
この度はありがとうございました。帯状疱疹の治療が遅れ、眠れないほどの激痛で苦しんでおりました。たった1回の施術で痛みが半減し、毎週通うほどに半減、更に半減、更に半減と楽になっていきました。計5回の施術で完治し、今は全く痛くありません。
交通事故の後遺症に苦しむ夫も、昔の事故なので時間がかかりそうですが、少しずつ楽になっています。ありがとうございます。
全身の痛み
妻の帯状疱疹がきっかけでお世話になり始めました。
事故の後遺症や長年の無理がたたり、全身が痛い状態でした。先生の所に通い始めて薄紙をはがす様にだんだんと痛みがなくなっていき、日常生活がとても楽に過ごせる様になってきました。心から感謝しています。感知するまでもう少し通わせていただきます。よろしくお願いします。
アトピー性皮膚炎・花粉症
大人になってから治ったと思っていたアトピーが再発し、病院に通っていましたが、薬を塗るだけでぜんぜん効かず、塗った後すぐかゆくなると言う負の連鎖に苦しんでいましたが会社の方に「薬を使わないし行ってみたら」と進められ通い始め、だいぶ月日が経ちますがすっかり良くなりました。まだ右手の中指のかゆみだけ良くなったり悪くなったりですが、他のアトピーの症状は出ていません。また毎年花粉の季節になると薬を飲まないと辛かったのですが、今年はじめて1回も飲まずに過ごすことが出来ました。
身体の調子もいいのでもう少し通いたいと思います。
施術所紹介
この度、富士市の自宅の1室を施術室として開放しました。
地元の方でもわかりづらい場所ですが、あなただけのリフレッシュスペースとしてご活用ください。
当面は日曜日の完全予約制です。
お電話(☎090-4264-3496)でご連絡ください。
プロフィールと自己紹介
こんにちは!ようこそ年英堂へ
私は、今から30数年前に富士市の自宅で手技調整の治療院を開業していました。その後、施術所を沼津へ移転していましたが、大変多くの臨床に携わらせていただきました。この度、地元への恩返し、感謝の気持ちで戻ってきました。生涯この地で仕事を続けて参ります。どうぞよろしくお願い致します。
私は長い間、施術業界の中で全く別の視点からしっかりした理論と高い治効、さらに加えて再現性の3点を満たせる「手技調整」を追求しつづけてまいりました。愁訴を取ることに東洋医学・西洋医学の壁はありません。
自己紹介がてら、まずは私が出逢った2人の卓越した師匠の紹介から始めます。
『学問を習うとは原理を習うこと、学問を教えるとは原理を教えること』
1986年に静岡県富士市で自宅開業して以来、臨床に携わりながら「施術の原理と原則」を学びました。人の出会いというのは本当に人生をも変えるものです。最初の師匠は和漢塾の佐藤和市D.C(ドクターオブカイロプラクティック)です。先生には独自に東洋古医学と生脊柱機能学をあわせもった「和漢構造論」という理論を教わりました。実に貴重な学びでした。この経験はその後、永年にわたって、多くの患者を施術し続けているすべての基礎・基盤になっています。
なぜ手技調整なのか?
私は厚生労働大臣認可の国家資格である按摩マッサージ指圧師の免許をもっており、患者の症状と必要性に応じて、手技調整で施術をおこなっております。東洋医学の古典によると、あまり体を使わず、何でも食べる温暖な土地柄の人に合う治療法は古来より手技(導引按僑)だったようです。静岡県民に手技調整がピッタリの治療法です
難治性の疾患が世間にあふれています。
現代医学ではそんな難治性疾患の病態そのものを把握することさえできていないのが現状です。
また一見簡単そうに見える痛みやしびれでさえ、現代医療は病態把握も治療も上手くいっていないのも現実です。何故ならクスリや注射、手術に頼る対処療法が中心だからです。
簡単そうに思える身近な病気から、難治性疾患といわれるものまで、すべての愁訴を対象に、苦しむ多くの患者のお役に立ちたい・・・・それこそが私の施術家としての思いの原点です。
柯先生直伝の遠絡療法
2人目の師匠、柯尚志医師との出会いは運命的なものでした。学校などで学んできた東洋医学の「絵に描いた餅」のような理論の本当の使い方を丁寧に教えて下さいました。わからないことだらけの私に「出来ないから勉強するのですよ。練習するのが1番です。」と基本から教えていただいた恩師です。
遠絡療法(遠道相応穴位経絡療法)は西洋医学の医師である柯尚志(こう・しょうし/Shan Chi Ko)先生により開発された遠絡Ko医学理論に基づく治療法です。この医学理論と治療法で、 現在西洋医学の医師を中心に広がりつつあります。
また疼痛医学会など各種医学会にも広がり、治療効果の高さが評価されています。 西洋医学と東洋医学双方の問題点を、多くの症例分析をもとに再構築し、全く新しい医学体系と治療方法を提示していただきました。特に難治性疾患の患者には薬や注射を使わないことでたいへん喜ばれています。
院長略歴
澁谷年英
1950年 | 高松市生まれの寅年 |
1966年 | 高校へ入学時から東京暮らし |
1979年 | 富士市へ転居 |
1986年 | 施術家の道に入り、和漢塾で施術の原理を学ぶ。呉竹鍼灸専門学校を卒業 |
2008年 | 遠絡療法・柯尚志先生と出会う 入門コースから始まり、ステップアップをしながら5つのコースを修了 |
2016年 | 柯先生逝去まで最後の尚志義塾生として学ぶ |
現在 | 全日本鍼灸マッサージ師会、日本遠絡統合医学会に所属 遠絡医学治療指導師として後進の指導や各種セミナーで講演活動 |
「治病救人 医生済世」
~病を治すことで、人を通して世の中を明るくしていく~
人は健康になって幸せになると、他人のために役立ちたいと考えるものです。その連鎖が平和な世の中を生み出します。
そのために私は微力ですが死ぬまでこの仕事に力を注ぎたいと思っております。
◎つらい症状を抱えながら日々お過ごしの方へ。
まずはお気軽にお電話でご相談ください。
年英堂は、どこへ行っても治らなかった痛みやしびれでお困りの方のために「少しでもお役に立ちたい」という思いで開設した遠絡療法専門の施術室です。